先日、NIKEがコービー・ブライアントとの契約を終了したというニュースが報道されました。
契約終了の原因は、ナイキがコービーの死後、同選手の関連商品の販売に“制限”をかけたこと、そして未だに子供用のサイズが展開されないことにコービー一家が不満を抱いており、改善の兆しが見られなかったためとされている。
少し残念ですね・・・
とはいえ、これまでも大ヒットを生み出してきたこともあり、コービー といえば「NIKE」のイメージが強いですよね。
コービーは2003年〜2017年の引退時までNIKEのシューズを履き続け、引退後もKobeシリーズが発売されていました。
NBAでは現在でも多くあるバッシュの中でNikeのKobeモデルを着用している選手が一番多いそうなんです。
ロサンゼルス・レイカーズのスター選手、アンソニー・デービスもその一人。
そんな、コービーですが
実はデビュー当時の1996年〜2002年の約6年間はAdidasと契約していたのです。
今回は、あまり語られることがない、Kobe x Adidas について紹介します。
今となっては「バッシュ=ジョーダン」のイメージが強いと思いますが
1984年にNIKEがマイケル・ジョーダンと契約するまではAdidasがシェア率No.1を誇っていたのです。
ジョーダンシリーズが誕生するまで、業界シェア1位だったAdidasはジョーダンシリーズの成功を真横で見ていたため、Nextジョーダンと予想されたコービー・ブライアントと契約することにしました。
そして遂にコービーがシーズン2年目の1997年、初のシグネチャーシューズ「Adidas KB8」が発売されました。
ルックスは落ち着いた印象ですがコービーらしさが伝わるデザインですね。
この後も「Adidas KB8 ll」「Adidas KB8 lll」と毎年Newモデルが発表されましたが、思う様に人気が上がらなかった様です。
そして、2000年に発売された4作目は「Adidas The KOBE」に名前変更し、デザインも大きく変わりました。
このモデルはドイツ自動車メーカーのAudiとのコラボにより、Audiらしいデザインが話題になりました。
翌年2001年、Adidas x KOBE として最後のモデルになった「Adidas The KOBE 2」が発売されました。
こちらは宇宙服用ブーツを意識したと言われており、CMでも無重力の中ジャンプしているような表現がされていました。
かなり斬新なデザインにより、当時はかなり話題になったそうです。
今見るとYeezyラインナップに出てきそうなデザインでかっこいいですよね!
こちらの写真は↓コービー本人が着用している様子です。
こちらの写真ではバスケットシューズとしてフィットしてますね。特に違和感もなく、かっこよく見えます。
しかし、デザインに対して不評が多くコービーも気に入っていなかったようで、
この年のNBA FINALではこの前に発売された「Adidas The KOBE」を履いて出場していました・・・
Adidas The KOBE 2のCMはこちら。
その後Adidasとの契約を終了し、2003年にコービーの憧れであるジョーダンが契約をしているNIKEと契約。現在までの歴史が築かれてきました。
バスケットボール選手にとってシューズは一つのシンボルになります。
どの選手のシグネチャーモデルが出てくるのか、またどんなデザインなのか今後も注目していきましょう!
最後は幻に終わった(契約が終了したため未発売になった)「Adidas The KOBE 3」でお別れです!
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