2022年10月に世界を代表するラッパーのカニエ・ウェスト(ye)がアディダスとの契約を解除された。
カニエ・ウェストは度重なる問題発言によりアディダス側からパートナーシップを解除された。これによりカニエ・ウェストの純資産は2,200億円から600億円ほどにまで減ったという。
アディダスから契約を解除される前にアパレルブランドのバレンシアガも今後の取り組みの予定はないと発表している。
カニエ・ウェスト×アディダスといえば"YEEZY"のラインだがこちらも生産終了を発表した。NIKE一強のスニーカー界に知名度ともに乗り込んだYEEZYもこれにて終了となってしまうのが悲しいがしょうがない。アディダスの売り上げもカニエの資産も激減することは目に見えている。
一連の騒動の原因はカニエ・ウェストの反ユダヤ人発言や攻撃的なヘイトスピーチが原因のようだ。カニエ・ウェストは自身のTwitterで反ユダヤ人を思わせる過激な発言をしたりパリファッションウェークで"WHITE LIVES MATTER"Tシャツを着用したりと人種差別を匂わせるような言動が目立っていた。
多様性が重要視される現代において人種における否定的な発言や行動は時に世界中をも的に回すことになったりもする。近年活発化している"BLACK LIVES MATTER"もその一種。今回はそれに対する"WHITE LIVES MATTER"Tシャツの着用だったと言われている。自身のInstagramでもそれに対しての発言をしアカウントが強制停止された。現在ではTwitterもアカウント停止状態である。
また、アディダスとの契約解除後にカニエ・ウェストはアポ無しでスニーカーブランドのSKECHERSのLA本社に乗り込んだ。しかし、SKECHERSは公式の発表で彼の一連の言動は容認できないとしコラボやパートナーシップの関係性は無しとした。
今回、アパレル関係だけでなくスポーツ界にも大きな影響が出ている。
カニエ・ウェストが運営するエージェンシー"DONDASPORTS"からNFLのアーロン・ドナルドとNBAのジェイレン・ブラウンが決別した。
両選手ともにDONDA SPORTSと契約した初めてのNFL/NBA選手でしたが契約を解消。理由はアディダスと同じく反ユダヤ人発言によるもの。
カニエ・ウェストは発言の自由を訴え続けてきており定期的に世間をお騒がせしているが今回ばかりは大きな傷跡を負ったように見える。
YEEZYラインの生産停止とアディダスからのカニエ・ウェスト関連の会社への支払い不可は大きな損失となり彼のキャリアへ大きな影響が出るであろう。
一連の騒動でカニエ・ウェストが失ったパートナーシップがこちら。
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