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大熱狂のマーチ・マッドネス(March Madness)



アメリカで3月下旬はスーパーボウル(2月初旬)後に再度スポーツ熱が高まる期間。

”狂気の3月”と言われるこの期間は全米中が大学バスケットボールに釘付けになる。それこそが『マーチ・マッドネス(March Madness)』である。





狂気の3月、3月の熱狂などなんともアメリカらしいネーミングが日本人の心をくすぐる。我々も”Koshien August”や”Tasuki January”でもあると更に盛り上がったりするかも、、、



話を戻そう



NCAAディビジョン1のバスケットチームが戦うプレーオフトーナメント。プロスポーツ並みに人気のあるNCAAバスケットボールは名前の通りまさしく熱狂する舞台。


トーナメントに出場できるチームはNCAAディビジョン1の300以上あるチームから68チーム(女子は64チーム)選出されますがそれぞれのカンファレンスで優勝した32チームがオートマチックに出場権を獲得できます。残りの36チームはNCAAの選考委員会が戦績を踏まえた上で決まります。







各地区の順位でシード枠が設けられ最上位と最下位が対戦する仕組みになっています。「第1シードと第16シード」、「第2シードと第15シード」のように。


マーチ・マッドネスの人気の理由はアメリカ国民が単純にバスケット好きというだけではありません。母校愛が強く年代問わず卒業生や地元の応援が凄いこと、そして予想のできない番狂わせが起こるからです。前回王者が初戦で消えることもザラにあります。今季もアンダードッグと言われるチームがジャイアントキリングを起こせるのか注目です。


2022年のマーチ・マッドネスはゴンザガ/オーバーン/アリゾナ/カンザス/デュークなどが優勝候補と言われていますがどこの学校がチャンピオンになるかは誰にも分かりません。


昨シーズン準優勝のゴンザガ大学はNBAワシントン・ウィザーズ所属の八村塁選手の母校であり誰もが知る強豪校。毎年全米からエリートが入学しチームに加入しますが今大会の注目選手は『チェット・ホルムグレン』です。213cm88kgの1年生はシーズンでも圧倒的なパフォーマンスを発揮しました。フィジカル面が課題とされていたがそんな心配を結果で跳ね除けた彼。1試合平均14.2ポイントとリング下を制しながらも3ポイントシュートで41.2パーセントの成功率を収めた。

この脅威的な成績をプレーオフでも発揮できればゴンザガは上位に食い込むはずである。





超名門のデューク大学は同世代でもスタート呼ばれる『パオロ・バンケロ』を擁するスター軍団。パオロ選手も1年生ながらシーズンでは1試合平均17.0ポイントをマーク。得意のミドルレンジのスキルでチームを上位へ引っ張る。





そしてカンザス大学のオチャイ・アバジも注目。今季BIG12で最優秀選手賞を受賞した彼は最終学年として優勝を目指す。NBA入りも期待されているほどの実力の持ち主だが大学入学時は今ほどの期待はなかった。入学当初はレッドシャーツ登録であったがこの4年間で驚くほどに成長し自身の強みを最大限に発揮している。昨年王者のベイラー大学と同成績でカンファレンスチャンピオンになりプレーオフの第1シードを勝ち取った。






初戦から波乱が巻き起こるマーチ・マッドネス、NBAドラフトへのアピールにもなる絶好の舞台に花を咲かせる姿に熱狂しよう!

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